GyroEye ライセンス 価格改定についてのお知らせ

質疑応答集

MRでインサート墨出しを効率化! ウェビナー質問集

MRでインサート墨出しを効率化! ウェビナーでの質疑応答コーナーの内容と、アンケートでいただいたご質問への回答です。

その他

営業担当としては、その他にも色々とやってほしいところがあるなというところです。今後の課題です。
よく現場のほうでお客様からお伺いするのは、スリーブの位置確認といったものも同じように、RebroないしBIMのほうで設計されたデータを正しい向きに投影できないかといったようなお話もいただいております。技術的な要素としては同じ仕掛けで、向きの話が追加されるだけであろうというところなのですが、モデルの精度良い配置の仕組みですとか、解決すべき課題が色々見えておりますので、今後開発していきたいなという風に考えております。

基準点位置のオフセット設定ができることをご紹介した箇所のことかと存じます。
GyroEye 2021.2までのビューワでは、基準点の変更を行う場合、データコンバータで基準点の移動を行い、再度GEM出力を行う必要がありました。GyroEye 2023.2以降のビューワでは、基準点の変更をビューワで行うことができるため、再度データコンバータでの操作を行う必要がありません。
基準点位置のオフセット設定については、GyroEyeビューワマニュアル(Ver.2023.2.3)の52ページや、GyroEyeインサート操作ガイド(Ver.2023.2.3)の42ページをご覧ください。

位置合わせ

2点の位置合わせで1点目から2点目に移動する間に誤差が蓄積してしまう事象は、従来確かに発生していました。
新しいリニューアルバージョン、また、GyroEyeインサートでは、HoloLensの機能を利用して、周辺の空間の模様を覚えておくような機能を、当社のアプリケーションとして実装しています。
そのため、だいたい1点目と2点目、5mから10mくらい離していただくことをおすすめしていますが、そこを歩いて覚えていく中で、精度が保持されるという形になっていますので、実際現場でやっていく中でもほとんど1点目と2点目を移動する間に精度が保持できるようになっていると、だいたい1回、ないし、1回やってだめなら2回くらいやれば、必要な精度が出せるかなと思っております。

位置精度

3点指示による配置は精度追求というよりも、勾配に合わせるために最適な配置方法と考えます。
造成現場のような傾斜地に有効な配置であり、建築工事では屋根勾配に合わせる配置に有効かと思います。
弊社側も将来的な対応を検討しております。

通常、山側にしかインサートは打たないと思っておりました。谷側で打つこともあるとのこと、ご教示いただきありがとうございます。
インサート箇所を確認・指示する際に、弊社はHoloLens 2/XR10の装着者は極力真上から場所を指示していただくことをお勧めします。
斜めから見ますとどうしても床面の高低差による誤差と、加えてIPD(目の間隔の個人差)を設定していない場合にも誤差が生じる可能性がございます。
2人1組の場合にはHoloLens 2/XR10装着者はしゃがまずに真上から指し棒やレーザーポインターで指示をする、1人で作業する場合もしゃがまずに長い柄の先にマジックなどを固定して、印を付ける墨出し方法をお勧めします。
その際にHoloLens 2/XR10装着者は通り芯や親墨など現実とMRがズレていないか、時々確認をしながら墨出し作業を進めていただくことをお勧めします。

使い方

本日の内容のおさらいとなりますが、2種類の方法があります。
ひとつは、作成した施工図を、原点を設定の上で、DWG等の汎用データ形式で出力し、Webデータコンバータで変換する方法です。この方法により、「GyroEye」でインサート作業を行うことができます。

もうひとつは、NYKシステムズ社の「Rebro」に搭載されている、GyroEyeインサート専用の出力ボタンを使用することにより、インサート墨出しに必要な座標情報データだけが出力され、Webデータコンバータで変換する方法です。この方法により、「GyroEyeインサート」を使用してインサート作業を行うことができます。

GyroEyeとGyroEyeインサートのデータは、同じサーバ上に保存されます。
ふたつの違いは、Webデータコンバータでは、アイコンと文字列により見分けることができます。

GyroEyeビューワでは、アイコンで見分けることができませんが、プロジェクト名を工夫することで見分けることができるかと存じます。

現行のGyroEyeインサートの仕様では、墨出し処理済or未処理はHoloLens 2/XR10内のデータに留まり、CADに反映する機能はございません。
CADへの反映につきまして将来的に対応するか検討させていただきます。

「1つのデータ」でというところは、GyroEyeインサートの場合は、データ量の制限がなくなっていますので、ワンフロア分のデータをひとつのデータにまとめて入れていくことができます。従来の施工図の投影、DXF、DWGの連携でやる場合、概ね20m×20mくらいのスパンのデータであれば、だいたい必要な要素が十分ファイルサイズの中におさまってくるので、そのあたりを目安にご用意いただければよいかなと思います。
「どの位の広さを投影できるのでしょうか」というところを意訳していくと、どのくらいの広さを精度を維持して投影できるのでしょうか、という意味合いもあるのかなと思います。その意味でいうと、先程のだいたい10mくらいの基準点の位置、AとBを離して位置出しをしていただいて、これもだいたい20m×20mくらいのスパンで作業していただくと、あまり精度のブレというものを感じることなく作業していただけるのではないかなと思います。

ウェビナー本編のスライドにありましたように、CADの仕組みから、DXFないしはDWGの形式で図面データを出力いただくことによって、従来使っていた施工図のデータを実際に現場に投影することができます。
ご不明な点があるようであれば、またあらためてお話いたします。

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