GyroEyeとは?

設計データを現実空間に実寸大で投影し、現実のものと設計データが一体のものとして可視化
BIM/CIMの3Dデータのみならず、2D図面も活用可能なので誰でも素早く手軽にAR/MR活用が可能

デジタルデータをAR/MR活用することで、熟練労働者の不足、生産性向上、働き方改革を推進します
「GyroEye Holo」から「GyroEye」へ

2018年にリリースされた「GyroEye Holo」は、i-Constructionを始め、3Dデータを活用した生産性向上が求められる建設業界で、AR/MR技術による現場DXのツールとして多くの実績があります。
そんな「GyroEye Holo」を、「誰でも手軽にAR/MRを体験」をコンセプトに完全リニューアルしたMixed Realityソリューションが、「GyroEye」です。より手軽に利用できるように進化しました。
データコンバータ機能により、2次元Computer Aided Design (CAD)図面や3次元モデル、画像ファイルを素早くMR用にデータ変換して、現場で実寸大のホログラムを現実と重ねて表示できます。

設計情報をAR/MRで利用する価値

  2D図面の利用  
平面図や展開図、伏せ図などを建設現場やフロアに実寸大で表示
 ▶設計の確認、工事関係者の意識合わせが容易
 ▶間違い防止、事故防止につながる
現実空間に寸法線を表示
 ▶現場で測る手間がなくなる
 ▶図面と見比べる必要がなくなる
  3Dモデル、BIM/CIMデータの利用  
現場で完成イメージを3次元で表示
 ▶ステークホルダーへの説明が楽になり理解も深まる
 ▶現況と計画のクリアランスや干渉を確認できる
 ▶部材などのあるべき場所とサイズ、数を確認できる

※複数の2D図面と3Dモデルを組み合わせて1つのモデルに変換することが可能

GyroEyeビューワの主な機能

調整 - AR/MRモデルの配置・調整

現場で基準となる場所を指定して、素早く簡単にAR/MRモデルを配置する事が可能です。
状況に応じ、フレキシブルなAR/MRモデルの移動・回転・スケールの調整が可能です。

確認 - AR/MRモデルの表示ON/OFF・透過設定

ファイル単位、オブジェクト単位で表示ON/OFF切り替え、プロジェクト単位で透過度の変更が可能です。
必要なタイミングで必要な情報を分かりやすく確認できます。

精度 - 動的アンカー

位置をロストしにくい動的アンカー機能が自動的に働きます。
特徴のない場所で使用しても、他の人とデバイスを交換しても、安定性と精度が向上しています。

セキュリティ

フォルダ管理
認証・閲覧制限・パスワード設定

協議

模型サイズでAR/MR表示

確認

現場で設計情報を原寸表示(2D図面や3Dモデル)

計測 - 距離計測・面積計測

現況と設計との離隔の確認など、リアルとバーチャルとの間でも距離や面積の計測が可能です。

部材・資材へのナビゲーション

IFCなどでオブジェクト分けがなされた部材をリストから選択すると、引き出し線が表示され、一目でそれと分かります。

建設工事・製造現場でのAR/MRの主な活用シーン


プレゼンテーション・合意形成

完成イメージの共有

抜け漏れ・誤り・事故の防止

干渉やクリアランスの確認

レイアウトの検討

設備インサートの墨出し

教育・研修

ナビゲーション

AR/MRを表示する流れ

1 データ準備

2D図面・3Dモデル・BIM/CIMデータ

・わざわざAR/MR用に特別にデータを準備する必要なし
・通常のCAD情報をダイレクトにサポート

2 AR/MR用にデータ変換

  GyroEye Webデータコンバータ  

CADデータをAR/MR用データに変換するWebアプリ

・専用のWebアプリで「いつでも、どこでも、容易に、迅速に」AR/MRモデル変換
・多様なCADのファイルフォーマットに対応

※複数の2D図面と3Dモデルを組み合わせて1つのモデルに変換することが可能

☆GyroEye Holo 2021.2からのパワーアップポイント

  • Webアプリ化
    データ変換がいつでも、どこでも、容易に、迅速に!
  • 対応フォーマットの追加
    RVT、OBJも変換可能に
    FBX、OBJは外部テクスチャも取込可能
  • 1ファイルあたりの許容サイズを拡大
    約3倍のサイズまで対応 
  • 変換時間の短縮
    のみで完了! 変換時間は約半分に短縮!

3 データのAR/MR投影

  GyroEyeビューワ  

AR/MR用データを現実世界に投影するビューワアプリ

 HoloLens版ビューワ 

Microsoft HoloLens 2、ニコン・トリンブル Trimble XR10用のビューワアプリ

 iOS版ビューワ 

Apple iPhone、iPad用のビューワアプリ

 MagicLeap版ビューワ 

Magic Leap 2用のビューワアプリ
※MagicLeap版ビューワでは使用できる機能が限られます。詳しくはお問い合わせください。

  • 基準の場所となる2箇所を指定することで簡単かつ高精度なモデル配置が可能
  • アンカー機能によりソフトウェア的に位置精度と安定性向上を実現

※インターネット接続時に一度データを端末に保存することで、以降はオフラインで運用が可能。トンネルでも地下室でも使用可能に。


HoloLens版でのMR投影・MagicLeap版でのAR投影

iOS版でのAR投影

投影方法
現実空間の2箇所を指定してデータを配置

①通り芯の交点2か所を選択
返り墨のオフセット値を設定
②基準点Aのマーカーを認識
データの起点の位置が決定
③基準点Bのマーカーを認識
自動的にモデルの方向と縮尺が決定

☆GyroEye Holo 2021.2からのパワーアップポイント

  • 動的アンカーで精度と安定性がアップ
    ハードウェアの空間認識のロスト回数が減少!
    ロストしても、アンカー付近で自動的に復帰!

GyroEyeシステム価格


横河レンタ・リース様よりレンタルもご用意(HoloLens版)

 GyroEyeビューワ(iOS版) 

無料でARを体験いただけます。
App Storeで「GyroEye」で検索、または、QRコードをご利用ください。
ARマーカーはこちらのページより印刷してご利用ください。

サンプルデータダウンロード

  1. GyroEyeビューワを起動します。
  2. 「アカウントログイン」パネルの「QR読込」ボタンをタップします。
  3. QRコードを読み込みます。
  4. 「ログイン」ボタンをタップします。