質疑応答集

iOSアプリ GyroEyeViewerウェビナー質問集

iOSアプリ GyroEyeViewerウェビナーでの質疑応答コーナーの内容と、アンケートでいただいたご質問への回答です。

位置精度

計測精度は、ソフトウェアではなくデバイスで認識している空間認識の精度となります。周りの環境にも左右されます。また、iPad、iPhoneの場合はAR-Kitによる空間認識の精度に依存します。Appleから配信されている標準アプリの「計測」精度と同等とお考えください。

対応CADフォーマット

iPadや、iPhoneで、ご自身のCADデータでARモデルを見る場合、弊社で販売しております GyroEyeデータコンバータをお使いいただき、ご自身のデータをAR用に変換していただきます。GyroEyeViewerバージョン2021.2で使用可能なCADファイル、画像ファイル等はご覧のフォーマットです。

※尚、最新版(バージョン2023.2)で対応可能なフォーマットは、こちらのリンクの「GyroEye 2023.2の新機能“GyroEye Webデータコンバータ”」で確認いただけます。

容量制限

ファイルのサイズ制限はありますが、ポリゴン数自体の制限はございません。

位置合わせ

リニューアルバージョンでは2点位置合わせ機能をご用意しております。ウェビナーでご紹介したバージョン2021.2では、マーカーを認識した後、角度とスケールを調整しますが、リニューアルバージョンでは、2点のARマーカー配置やタップ配置で、位置・スケール・角度を合わせることができます。
※リニューアルバージョンの情報は以下のプレスリリースをご覧ください。

位置調整機能は、モデルを現場にARマーカーで配置した際に、動いてずれたりARマーカーの角度が傾いていたりしたとき、現場で位置・角度・スケールの微調整を行う機能です。X/Y/Zそれぞれに数字を入力したり、ジョグパッドを操作したりすることで変更でき、「リセット」で0/0/0に戻すことができます。ARマーカーでモデル配置した後に、長い距離を移動して位置ズレが起きた場合などはモデルの再配置をおすすめします。

ARマーカーをiPadやiPhoneのカメラで認識させるため、極端に離れている場所からの認識はできません。ある程度近付く必要があります。ARマーカーで配置する際に「マーカー追従」モードを使用した場合は、iPadやiPhoneから50cm~1m程度の距離にARマーカーを置く必要があります。但し、一度モデルデータが配置された後は、iPadやiPhoneの近くにARマーカーがある必要はありません。
モデルサイズが大きい場合には、条件が良い場合は1km程度のデータ範囲の図面データやモデルデータでも、距離制限なく表示できます。

あらかじめ現場のどの位置にマーカーを設置するかを決めた上で基準点を設定してモデル変換を行います。現場では、iPadやiPhoneにマーカー画像を認識させてモデル表示します。モデルはマーカーの中心位置を基準点とします。
モデルの配置方法は、「マーカー認識」と「床面タップ」の2通りの方法があります。「マーカー認識」には、床面の傾斜を反映させる方法と反映させずに水平を維持して配置する方法があり、さらに設置したマーカーを移動させてモデルを追従させる方法も選択できます。

ARマーカー用のモデル基準点は複数設定することが可能です。例えば、1つのモデルでも部屋ごとに基準点を設定して、現場で基準点を切り替えてモデル配置する運用も可能です。

オクルージョン

オクルージョン機能は、実際の空間で手前にある、例えば壁面や柱などの物体より奥にあるCGモデルを一時的に隠して非表示にする機能です。
※オクルージョン機能をオンにすると、オフにする際にアプリケーションの再起動が必要となりますのでご注意ください。

現行版のオクルージョン機能は、デバイスでの表示、非表示を切り替える機能に限定されています。

検査ログ

GyroEye iOSビューワアプリの検査ログ機能では、コメントを残すことができません。Microsoft HoloLens 2対応のGyroEye Holo用のビューワアプリ検査ログ機能では、発話によってコメントを文字化し、検査ログに残すことが可能です。

対応デバイス

現段階では明確にお答えすることはできませんが、お伝えできる情報が出てきた場合には速やかにお知らせします。

空間アンカー

Microsoft HoloLens 2対応のGyroEye Holo用のビューワアプリでは空間アンカー機能が搭載されていますが、iOSデバイス用のビューワでは実装していません。

データ保存

バージョン2021.2では、GyroEyeデータコンバータで変換したモデルはクラウドにアップされます。デバイスのビューワからクラウドにあるファイルを開くとデバイスに保存されてオフラインでの運用も可能となります。設計変更などによりコンバータ経由でクラウド上のモデルを更新した場合は、ビューワからクラウドにある更新ファイルを開くことが可能です。
リニューアルバージョン2023.2は、ベースクラウドをMicrosoft Azureに刷新しています。最新のGyroEye Webコンバータにより変換や保存などの作業効率が向上しています。

レンダリング

現段階で明確にお答えできる情報はないのですが、最新の技術やお客様のニーズに対応できように取り組みを進めております。

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