遠隔臨場 変状調査ソリューション
XRoss野帳

XRoss野帳(クロスヤチョウ)は、現場のHoloLens2と事務所PC間の遠隔コミュニケーションを可能にするシステムです。現場の作業員は、3D空間でMR技術を駆使した各種検査や確認を遠隔地の検査員と情報を共有し合いながら、帳票や図面に記録していくことが可能です。MRシステムは、GyroEye Holoをベースに作られており、BIM/CIMデータを現場に実寸大で重畳したり、空間に朱書きや作図配置できる等、多彩な機能を搭載しています。

 

XRoss野帳の機能と特長

MRを活用した
遠隔コミュニケーション

事務所PCとHoloLensを装着した現場作業員

HoloLens 2とPCブラウザの
遠隔コミュニケーションで
MR技術を活用した遠隔臨場が可能に

・最先端のMRデバイスHoloLens2でホログラム投影されたBIM/CIMモデルを駆使した遠隔臨場が可能に
・インターネット経由で離れた現場と事務所を双方向コミュニケーションできる


MRによる図面連携

事務所PC図面に作業員位置を表示

HoloLens 2の位置を図面上に
プロットする図面連動機能

・HoloLens2を装着した作業員の位置がナビゲーションのように一目瞭然。検査効率の向上に貢献
・事務所PCから、エリアや対象物、検査箇所等を指示することが可能(上図の青色枠)
・検査位置、計測位置が、図面に自動で入力されるので検査の信頼性が向上


各種図面に柔軟に対応

各種図面と形状

平面図、断面図、トンネル展開図、
タンク側面図に対応
さまざまな現場空間で利用可能

・図面対応種別:平面図(平面方向)、断面図(縦/横断方向)、曲面図(円筒構造の側面)、トンネル(横断/展開図)


GyroEye HoloのMRデータを表示可能


BIM/CIMデータをMR変換して空間投影

GyroEyeデータコンバータで変換したGEMデータを
CMS経由で表示できる

・MR機能は、GyroEye Holoをベースにしており、作図やオブジェクト配置等の機能を利用可能
・GyroEye コンバータで変換したMRデータ(GEMデータ)はCMS (クラウドサーバー)経由で現場に配置できる


帳票連携


帳票連携

計測情報を自動送信する帳票連携

・計測値は、計測した3次元の位置座標を合わせて、帳票に自動で送信
・同時に、計測位置が視覚的に図面にフラグとして配置されるので、正確な調査票が自動作成


デジタル計測機器との
連携も可能

専用デジタルメジャー、専用デジタルノギス、ハンドメジャーによる
計測値を自動送信

・専用デジタルメジャー、専用デジタルノギスの計測値をBluetoothで送信
・デジタルメジャーは0.1mmの測定情報を、デジタルノギスは0.01mmの測定情報を帳票に連携することが可能
・ハンドジェスチャーにより、近場の対象物をハンドメジャー計測できる


その他の機能

・帳票対応フォーマット:Googleスプレッドシート、Excelファイル(xlsx)
・凡例変状スタンプ登録、図面内への連動配置
・凡例変状朱書きのリスト集計及び総延長と、総面積表示、印刷機能
・HoloLens 2から撮影した写真が図面内に連動する写真連動
・HoloLens 2にて発話した内容が、テキスト記録できる

主な利用用途

遠隔臨場

インターネット越しにHoloLensからの映像・音声・朱書きの双方向コミュニケーションを実現。さらに、現場スタッフの見ている位置を図面上にリアルタイム連動。
画像提供:IHIインフラ建設PRISMコンソーシアム

帳票連携

デジタルメジャーやデジタルノギス等での計測結果が直接帳票と連動。
画像提供:IHIインフラ建設PRISMコンソーシアム、建設ITワールドより

変状調査

HoloLensで朱書きしたひび割れ結果が直接図面に反映。ひび割れ総延長や、矩形総面積も自動集計。
画像提供:株式会社安部日鋼工業様

 

導入事例

国土交通省中国地方整備局
湖陵多伎道路久村第一高架橋PC上部工事協力:IHIインフラ建設PRISMコンソーシアム記事を読む(イエイリラボ様)>>
国土交通省近畿地方整備局
野洲栗東バイパス大中小路地区オンランプ上部工事
協力:IHIインフラ建設PRISMコンソーシアム記事を読む(イエイリラボ様)>>

 

協力:株式会社鴻池組様

協力:株式会社安部日鋼工業様

システム構成

XRoss野帳

HoloLens & PCブラウザ

XRoss野帳 Holoビューワ側のアプリと、PCブラウザ側は所定のURLにアクセスの上、接続を行います。

対応製品

デジタルメジャー、デジタルノギス

XRoss野帳とシステム連携し、デジタルメジャーは0.1mmの測定情報を、デジタルノギスは0.01mmの測定情報を帳票に連携することが可能。

GyroEye CMS

サーバ上のクラウドシステムです。XRoss野帳のプロジェクトファイルXRDファイルや、撮影写真等が格納されます。GyroEyeデータコンバータで変換したGEMデータを読み込むこともできます。(画面はGyroEye Holoから見たCMS映像です。)

 

ラインナップ価格

XRoss野帳の導入価格をご案内しています。

 

 

動作環境

XRoss野帳 Holoビューワ

Microsoft HoloLens 2 / Trimble XR10(OS: Version 20H2以降)

XRoss野帳 PCブラウザ

Windows 10
Google Chrome / Microsoft Edge
インターネット環境
必須(遠隔臨場、帳票連携で必須、GyroEye CMS利用時)
遠隔臨場の推奨速度:下り20Mbps以上、上り10Mbps以上

 

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