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デジタルマップの重要性

5月 23, 2020

世界中の人々が周囲の空間を定義し、視覚化し、道案内するために地図を作成しています。 初期の地図は手動で作成されたため、全く同じ地図は二つとしてありませんでした。 最初の磁気コンパスは紀元前300年から200年の間に作成され、位置精度の向上につながりました。 1440年代に印刷機が発明されたとき、1つの正確な地図をコピーして配布することができるようになりました。

現在、ほとんどの地図はコンピューターとデジタルマッピングソフトウェアを使用して作成されています。 地理情報システム(GIS)ソフトウェアでは、データは収集されたものが処理されて表示されるべきです。 政府の国勢調査データから天気予報まで、または地形図から日常の道案内まで、地理的データのデジタル表示が人々とその意思決定に役立つのです。

屋内マップの挑戦

研究によると、人々はほぼ90%の時間を屋内で過ごしています。 この数は非常に驚異的であり、このような疑問を投げかけます。屋外スペースで使い慣れているナビゲーションソフトウェアが、なぜ屋内スペースにまで及んでいないのでしょうか。 やり方は屋外と似ていますが、いくつかの重要な違いがあります。

データの収集

屋外で道路、街、河川などの位置を正確に定めるのに衛星画像を使うのとは異なり、屋内で最も正確なツールは大抵施設の図面です。 この2D建築図面は、建物とその部品の大きさを示していますが、完全に正確である保証はなく、重要な位置情報である緯度、経度座標が不足しています。 図面を利用する際のもう1つの課題は、図面が多くの形式(CAD、RVT、PNG、PDFなど)で提供されることです。

 

マップのメンテナンスの継続

完全に正確な図面で作業する場合でも、問題は時間が経つごとにその正確さを維持することになってきます。
屋内空間で不変であり続けるもののひとつは、常に変化する、ということです。
病院やオフィスビルの部署、ショッピングモール内の店舗、大学キャンパス内の教室、展示会会場でのイベントレイアウトは、位置情報の変化が繰り返されるほんの一例です。

屋内マップはメンテナンスしないと、データがすぐに古くなり、マップの使用者が誤った方向に導かれてしまいます。

屋内マップの表示

屋内マップの概念は新しいものではありません。
道案内の標識や現在地を示す看板は、公的空間に限らずおなじみの定番です。
訪問者によりよいサービスを提供するには、これらの道案内や現在地を示す地図にさまざまな形式でアクセスできるようにする必要があります。例えば大型のデジタルディスプレイ、自宅からのオンラインアクセス、外出先からのモバイル利用など、人々が屋外で地図にアクセスするのと同じ方法です。

 

屋内マップをデジタル化する

スピード、効率、信頼性

動かない地図をデジタルプラットフォームに取り込むと、作成者とユーザーの両方にメリットがあります。 自動化ツールを使用すると、驚くほどのスピードで構築、増進させることができ、地図をより美しく見せることができます。動かない地図では不可能だった方法で訪問者に関する気づきを得ることができるので、ビジネスに役立てることができます。 地図管理ツールを使用して、時間の経過があっても正確性を確保することもできます。 建物の改修や物理的な構造の変更など地図の大幅な変更であっても、デジタルマップならクリックするだけで反映することができます。

デジタル屋内マップは、単純な動かない地図よりも多くのものをユーザーに提供します。 ユーザーは、2Dマップのように特定の場所を探すために地図を探索するだけでなく、検索やカテゴリー分けされた場所の一覧などの対話型機能を使用することができるようになります。 デジタルマップは、イベントやプロモーションなどの日時と場所を特定したの情報を展示することもできます。デジタルマップは順応性があり、いつも最新情報で、保守がしやすいものとなっています。

 

すべてをひとつの地図で

異なる使用事例ごとに多くのバージョンの施設の地図が存在することはよくあります。 たとえば、ある建物には配管レイアウト図、従業員専用の通路、資産管理、公共スペースなどの平面図があります。 これらの地図はさまざまな目的で使用されるため、大抵異なるチームで管理されます。 屋内マップをデジタル化することで、会社は1つの信頼できるソースとして、デジタルマップを基盤として再利用し始め、複製されてしまうプロセスを回避することができるようになります。

体験のためのプラットフォーム

企業が顧客にパーソナルな体験と経験に基づいた体験の両方を提供しようとするとき、デジタルマップは重要な役割を果たします。 施設が提供できる魅力的な体験はたくさんあります:

  • ショッピングモールでの店舗の宣伝、プロモーションのプッシュ通知
  • スタジアムでの売店までの最短ルート
  • 病院でのアポイントの通知と、ターンバイターン方式の道案内
  • オフィスビルの会議室予約ソフトウェア
  • ...など

これらのすべてのサービスは、基盤レイヤとして正確な屋内マップがあることが前提になります。 正確な位置データとデジタルマップが、明快さを生み、状況を理解させ、視覚化されたナビゲーションを利用者に提供します。
また、ビジネスにおいては、一貫性のある表示で時間を節約することができ、価値のある気づきをもたらしてくれます。

 

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海老原 憲(インフォマティクス)

株式会社インフォマティクス 経営戦略室マネジャー(エバンジェリスト)専門分野は新規事業の立ち上げ、国内外の企業とのオープンイノベーションの推進。新しいビジネスコンセプトの設計、WEBマーケティング、必要なシステム開発のプロマネ、ブログ執筆などなど行ってます。事業構築分野は、VR/AR、AI、IoT、VTuber/アバター/動画を活用したWebプロモーションですが、インフォマティクスではそれら技術分野と地図情報(GIS)の掛け合わせた分野に落とし込んでいます。Mappedinそのものは、インドアナビゲーションシステムですが、Mappedinと様々な機能のAPI連携によって、屋内・インドア空間のスマート化までを踏まえてご提案させていただいております。

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