ブログ 製品

地図自動生成とデジタルツイン

6月 24, 2020

デジタルマップの重要性と、その地図を資産として考えることについて以前記事にしました。

デジタルマップの重要性

続きを見る

この投稿では、地図のデジタル化を行うプロセスの一つとして自動化のコンセプトがいかに重要か、そして難しく、すべての地図化をしたいという使い方の答えにならないのか?ということについて言及します。

Mappedinでは、さまざまな業種の施設内のデジタル化を行っていて、異なる使い方や要求事項に対応するため柔軟なプラットフォームを構築してきました。

私たちの地図のデジタル化を自動化するためには、柔軟な方法が必要となります。

施設内のマッピングに、なぜ自動化が重要なのですか?

答えは実にシンプルです。広大な施設の屋内は広大で、屋外とは異なり、中に何があるかすぐに見ることができません。

この結果として、施設内の地図化手法は、非効率で時間がかかるようになっていました。

施設内のデジタルマップは、施設内の多くのデジタルエクスペリエンスが載るベースになるので、施設内の空間をデジタル化することはかつてないほど重要になってきています。

自動化が可能なために、数百から数千ものテナントや館内施設を持つような大型の施設としても、非常にスピーディーに紙ベースの地図をデジタルにすることが可能にします。

屋内マップの自動生成が難しいのはなぜですか?

それがとても重要であるなら、ほとんどの屋内マップの会社がデジタル化するプロセスをまだ手動で行っているのはなぜですか?と聞く人がいるかもしれません。
この項目はそれほど単純ではありません。というのは、屋内マップには施設とその関連データを描画する基準がなく、さまざまな形式があります。
機械学習を活用して、デジタル化するプロセスに自動化を組み込むことは、入力にばらつきがあるため難しいです。
とても詳細で正確なRevitやCADファイルから、わざわざ手間をかけて精度の低いPDFやPNGファイルにすることはよくあります。

CADファイルとひとくちに言っても、そのファイルがどれだけきれいに整理されているか、最近更新されたものかどうかによってかなり違いがあります。
したがって、自動化によってこれらのファイルを1つの基準の形式に整理していき、デジタルマップという資産がアプリケーション内の出力を妨げないようにする必要があります。

もう1つの課題は、地図の自動生成がすべて行えるわけではなく、人的要素が必要となるケースが一部あることです。製造工場での資産管理に使用されている屋内マップを考えてみましょう。
このタイプの地図では、最も重要な要素は、その図形とデータの精度であり、独特なスタイルやデザインを必要としないため、自動化を活用するのに最適です。
この地図の変換は非常に速くでき、自動で用意されたスタイルに変換されます。

これと真逆のタイプでは、買い物客向けのアプリケーションで使用されるようなスタイリッシュでデザインされた地図があります。
このようなタイプの地図の変換は、人間が行うことが不可欠であり、自動化は部分的にしかできません。

これらの2つの例は、自動化ツールが有用な場合と、手動変換の介入が依然として必要な場合があることを理解することが大事であると教えてくれます。

最終的な目標は、デジタルマップが使用される事例でニーズを満たす優れた製品を作り上げることであり、同時に、可能な限りデジタル化を効率的に行えるようにすることです。

 

自動化は屋内マップのメンテナンスに役立ちますか?

役立ちます。
シンプルなマップエディタツールが多くの業界で機能する一方で、定期的に大きな変更が発生する業界もあります。
これらの場合、フロアプランの更新が自動化され、専用リソースを必要としないことが重要です。

たとえば、コンベンションセンターでは、さまざまな会議やイベントごとに外壁と動かせない備品以外のすべてが、週に複数回変更されます。
これらの変更を自動化する機能があると、訪問者の全体的なエクスペリエンスを向上させ、そのエクスペリエンスを作成するための施設側の効率も向上させることができます。

基準の重要性…

自動化の実践を整備するにあたっては、屋内のマップのファイルをデジタル形式に変換するための基準があることが重要です。
基準の概念が保証するのは、長期にわたって、顧客は地図という資産をあらゆる事例で使用し続けられることであり、Mappedinや他のベンダーが決定した地図の変換方法に制限されないということです。

屋内マップの業界では、議論を開始しており、何が許容でき何が許容できないかという点について、より基準となりうる手法を採用するようになっています。
Appleなどの業界のリーダーたちが求めているのは、業界全体を牽引し始めている屋内データの基準化を推し進めることです。
Appleの屋内マップのデータフォーマット(IMDF)とMappedinがそのフォーマットを採用したことにより、新しい施設を自動生成するときの強力なルールを作成できるようになりました。
これらのルールにより、どんな風に機械学習を適用させていくかを定義することができ、基準自体を進化に合わせて着実に前に進めていくことができるようになりました。
そのことにより、デジタルマップがどうあるべきか、それに関連するデータの品質、および現実世界へどうジオリファレンス(位置情報を与えてGIS上で正しい位置に表示)させるかに期待が寄せられました。

この基準は、デジタルマップの資産をビジネスにより価値あるものにします。

資産は、企業自身のデジタルエクスペリエンスに使用されるだけでなく、緊急サービスやApple Mapsのようなプラットフォームに代表される特定のサードパーティにも使用されることになります。
今後も屋内をマップ化するプロセス内で自動化を採用し完全なものにしていく中で、常に情報を提供していきます。

 

原文:Mapping Automation & The Digital Twin (2020.4.16)

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

海老原 憲(インフォマティクス)

株式会社インフォマティクス 経営戦略室マネジャー(エバンジェリスト)専門分野は新規事業の立ち上げ、国内外の企業とのオープンイノベーションの推進。新しいビジネスコンセプトの設計、WEBマーケティング、必要なシステム開発のプロマネ、ブログ執筆などなど行ってます。事業構築分野は、VR/AR、AI、IoT、VTuber/アバター/動画を活用したWebプロモーションですが、インフォマティクスではそれら技術分野と地図情報(GIS)の掛け合わせた分野に落とし込んでいます。Mappedinそのものは、インドアナビゲーションシステムですが、Mappedinと様々な機能のAPI連携によって、屋内・インドア空間のスマート化までを踏まえてご提案させていただいております。

-ブログ, 製品

© 2021 Mappedin by Informatix